理学研究科と京大オリジナル株式会社は、高度科学人材の育成とイノベーションの創出を目指して「京都大学理学共創イノベーションコンソーシアム」を産業界と共に推進しています。コンソーシアムでは研究交流会を開催し、優れた研究発表を行なった大学院生を顕彰し、「理学研究科銀楓賞」を授与しています。
令和7年6月に開催された第5回 研究交流会では学生らによるピッチコンテストとポスター発表がそれぞれ30件以上も行われ、その中から8名の学生が受賞者として選ばれました。(当日の様子はこちら)
本賞の表彰式は令和7年7月23日に理学研究科1号館にて執り行われました。受賞者に対して、佐々真一研究科長より表彰状が手渡されました。続いて、受賞者からスピーチがありました。研究交流会での気付き、企業の方や他専攻学生に研究成果を説明する難しさなど、それぞれが感じたことを伝えていました(司会は森脇一匡 理学研究科・教授)。
受賞された方々と、その対象となった研究発表演題は以下のとおりです。
研究発表演題
- 野口 貴志(数学・数理解析専攻 数理解析系)
三角形フリー2マッチング問題に対する(1-ε)-近似アルゴリズム
- 佐藤 優輝(物理学・宇宙物理学専攻 物理学第一分野)
金融資産の株価時系列はどうしてブラウン運動するのか?
- 近澤 聖賢(物理学・宇宙物理学専攻 物理学第二分野)
Hawking放射から探る “ブラックホールの量子状態”
- 藤島 誠也(地球惑星科学専攻 地質学鉱物学分野)
深層学習を用いた混濁流2次元逆解析手法の構築
- 中谷 剛人(化学専攻)
希土類金属化合物における 磁気転移温度チューニング手法の開発
- 池田 颯希(生物科学専攻 動物学系)
コケを⾷べる奇妙なダニ類、その分類・⽣態・進化学的研究
- 柳原 諒太朗(生物科学専攻 動物学系)
異なる捕食者環境の島嶼生態系におけるトカゲの防御色と防御行動の関連の検証
- 鈴木 百夏(生物科学専攻 霊長類学・野生動物系)
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