募集要項

1.趣旨

京都大学理学研究科・理学部では、世界最先端の研究を展開し、また国内外において理学研究を推進する研究者及び理学の素養を生かして社会で活躍する職業人を育成することの支援を目的として「理学研究科基金」を設置しています。これを原資として、京都大学理学部へ入学し、通学のため自宅を離れて新たに生活を始める女性学生を対象に、男性学生より大きい傾向にある経済的負担を軽減し、意欲ある学生がその才能を存分に発揮しながら、安心して学業に専念できるよう支援を実施します。

2.出願資格

次の項目全てに該当する学生
(1) 一般選抜または特色入試により、2026年4月に理学部へ入学する女性学部学生
(2)入学後の居住地が自宅外で(親戚宅等を下宿先として利用する場合は除く)、かつ自宅(保護者等の居住地)から京都大学吉田キャンパス北部構内まで通常の交通手段(徒歩移動を含み、有料特急等を利用しない、最短かつ合理的な経路)で通学した場合に、片道の通学時間が60分以上となる学生

3.奨学金給付額

30万円(採用後に一括で給付)

4.採用予定者数

「2.出願資格」に該当する学生全員を採用します。

5.申請方法

(1) 申請期間 2026年4月1日(水)~2026年4月30日(木)必着
(注)特別な事情がある場合、申請期間後であっても2026年10月30日(金)まで申請書類の提出が可能です。事前に教務掛までご相談ください。
(2) 申請方法
「6.申請書類」を、京都大学理学部教務掛の窓口へ提出するか、特定記録郵便で郵送してください。
※一部データによる提出物がありますので、ご留意ください。
(3) 提出先
【窓口】京都大学吉田キャンパス 北部構内 理学研究科6号館(南棟)1階(平日9~17時)
【郵送】〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学理学部教務掛 宛

6.申請書類

次の申請書類を記入の上、提出してください。手書きの場合、消せる筆記具を利用しないでください。各様式は、入学前は入学予定者サイトから(詳細は入学手続き後に発送する「入学案内」をご確認ください)、入学後はKULASIS(学内WEBシステム)よりダウンロードできます。
(1) 奨学金申請書(様式1)
(2) 賃貸借契約書(写し)等の自宅外であることを証明する書類
(自宅外の住所、契約期間、賃借人または入居者の氏名が分かるもの)
(3) 銀行振込依頼書(様式2)
(4) 【該当者のみ】通帳のコピー等、「振込用の店番・預金種目・口座番号」の確認できる書類

▽よくある質問

Q1

本奨学金が自宅外通学の女性学生を対象としている理由は何ですか。

A1

理学部では、学術の多様性を確保し、社会のイノベーションを推進するため、理学分野における女性比率の低さを重要な課題と捉え、その解消を目指しています。
本奨学金は、この課題解決の一環として、理学の道を志す意欲ある女性を支援します。
特に、大学入学にあたり自宅外での生活を始める際に生じる経済的・精神的な負担は、進路選択をためらわせる大きな要因となり得ます。本制度は、その負担を軽減し、女性学生が京都大学で安心して学業に打ち込めるよう、新生活をサポートすることを目的としています。
日本学生支援機構の統計調査(※)によると、京阪神の国立大学の学生では、自宅通学の場合、女性学生の生活費が男性学生の生活費より年間13,700円多いのに対し、下宿・アパート居住の場合には、男女間の差が年間146,300円にまで拡大するとの報告があります。
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/…
 (B-1表 居住形態別・地域別学生生活費の内訳(大学学部・昼間部))

Q2

通学時間60分以上の計算方法について、詳しく教えてください。

A2

自宅(保護者等の居住地)が京都、大阪、滋賀、奈良以外の方は、通学時間が60分以上であるとみなします。
自宅が上記の府県の方は、申請書により経路と所要時間を確認します。自宅から京都大学吉田キャンパス北部構内までの公共交通機関を利用した経路において、最も合理的な所要時間(徒歩移動を含み、乗車時間+乗り換え時間)を指します。有料特急等の特別料金が必要な交通手段は除いて計算してください。

Q3

4月は自宅(保護者等の居住地)から通学し、5月から下宿を開始する予定ですが、申請できますか。

A3

はい、可能です。申請期間内(4月30日まで)に申請書類を提出してください。
なお、特別な事情がある場合には、申請期間後であっても2026年10月30日(金)までであれば、申請書類の提出が可能です。事前に教務掛までご相談ください。
特別な事情の例として、申請期間に病気や事故により長期入院していた場合、自宅の移転(引越)、あるいは学期途中で自宅からの通学が困難であることが判明した場合などが挙げられます。
申請期間後に申請し採用された場合、奨学金の支給時期は11月下旬頃となりますので、ご留意ください。

Q4

親戚宅にお世話になる予定で、月々の家賃を支払う約束をしていますが、申請できますか。

A4

本奨学金の対象外となります。募集要項に記載のとおり、「親戚宅等を下宿先として利用する場合」は自宅外通学として認められません。ご理解をお願いいたします。

Q5

兄弟(姉妹)と一緒に下宿に住む予定ですが、申請できますか。

A5

はい、可能です。 ただし、同居される兄弟(姉妹)が社会人(独立して生計を立てている方)である場合は、対象外となります。学業に専念する学生の方と同居される場合は申請の対象となります。

Q6

京都大学の学生寮に入居しますが、寮も自宅外通学の対象として申請できますか。

A6

はい、申請できます。 大学の学生寮への入居も、自宅外での新生活開始とみなし、対象とします。

Q7

留学生は出願できますか。

A7

一般選抜または特色入試で入学された留学生は対象となります。

Q8

賃貸借契約書(紙の書類)がありません。どのように提出すればよいですか。

A8

賃貸借契約をWeb上で行っている等の理由により紙の契約書がない場合は、自宅外の住所、契約期間、賃借人または入居者の氏名が確認できる部分を印刷してご提出ください。
また、大学等の学生寮に入居される方は、在寮証明書または入寮許可証、および入寮日や住所等が記載された書類(入寮の規則やパンフレットの写し等)をご提出ください。

Q9

「2.出願資格」に該当する学生全員を採用するとのことですが、もし申請者が多数に上った場合、選考が行われることはありますか。

A9

「2.出願資格」の要件を満たし、かつ申請期間内に必要な書類を提出された学生は全員採用する予定です。現時点では、選考により採用者を限定することは想定しておりません。

Q10

他の奨学金制度(日本学生支援機構、地方自治体など)を受給している(または申請予定である)場合でも、この奨学金に応募できますか。

A10

はい、原則として併給は可能です。ただし、現在受給されている、または今後受給を予定されている他の奨学金制度において、「併給不可」の規定がある場合は、その奨学金の規定が優先されますので、ご自身で必ずご確認ください。

Q11

奨学金を受給した後、理学部のイベントへの参加義務や、レポートの提出義務などはありますか。

A11

受給後においてイベントへの参加や特別なレポート提出等の義務はありません。

Q12

この制度はいつまで実施する予定ですか。

A12

2026年度から開始し、5~10年間実施する予定です。