理学研究科と京大オリジナル株式会社は、高度科学人材の育成とイノベーションの創出を目指して「京都大学理学共創イノベーションコンソーシアム」を産業界と共に推進しています。その活動の一環として、2025年6月27日に第5回企業研究説明会・研究交流会を開催しました。当日はコンソーシアム会員(12社、30名超)と学生・教職員(50名超)が参加し、有益な意見交換が行われました。
午前の企業研究説明会は、盛況な雰囲気の中で進行しました(司会は森脇一匡 理学研究科・教授)。佐々真一理学研究科長の挨拶でイベントが始まり、当コンソーシアムの入会状況と今後の活動計画について報告が行われました。その後、各会員企業からの発表が行われ、企業ごとの取り組みや博士人材の活躍する様子についても具体的に紹介されました。参加する学生たちにとっては将来のキャリア形成に対して理解を深める時間となりました。
午後はまず銀楓賞授賞者の報告を行いました。これは前回の研究交流会において優れた研究成果を発表した学生を顕彰するものです。
続いての研究交流会では、まず学生らによるピッチコンテストが行われました。その後は参加者全員がポスター会場へ移動。学生らによるポスター発表(37件)と併せて、会員企業も自社のブースを設けました。企業と大学を越えて普段は接することのない異分野の研究テーマに触れることができたとあって、会場は大いに盛り上がりました。
今回のイベントを通じて参加者の結びつきが一層深まり、コンソーシアムの協力体制がより強化されたと考えております。
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