理学研究科と京大オリジナル株式会社は、高度科学人材の育成とイノベーションの創出を目指して「京都大学理学共創イノベーションコンソーシアム」を産業界と共に推進しています。その活動の一環として、2024年2月29日に第2回サイエンス講座を開催しました。当日はハイブリッド形式で実施し、会場30名超(国際科学イノベーション棟)、オンライン30名超の方々にご参加をいただきました。

 この講座では、理学研究科の研究者が登壇し、分野の最新研究やそれを支える技術についてわかりやすく解説します。会員企業の皆様は、理学分野の最新動向だけでなく、それに関連する技術やデータ解析の進展に触れ、産業界との新しい連携の可能性を発見することができます。また、学生にとっては理学と産業界の架け橋としての役割を実感できる貴重な機会になるものです。

 今回は「量子情報科学の最前線」と題して、3名の研究者が講演を行いました。1人目の森前智行准教授からは、量子情報の重要な応用先である高速計算(量子計算)と暗号技術(量子暗号)について基礎と最新の成果が紹介されました。2人目の高野哲至特定准教授からは、最先端の原子時計である光格子時計やイオン時計について最近動向が紹介されました。最後に高橋義朗教授からは、冷却原子を用いた最先端の量子計算・量子シミュレーション研究が紹介されました。

 普段はあまり触れることのない研究分野について、参加者からは質問が飛び交いました。終了後の懇親会でも登壇者を囲み、会員企業や学生らと熱心に意見交換が行われました。

 今回のイベントを通じて参加者の結びつきが一層深まり、コンソーシアムの協力体制がより強化されたと考えております。

https://sci.kyoto-u.ac.jp/ja/news-245

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森前智行先生

1コマ目の講演をする森前准教授

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高野哲至先生

2コマ目の講演をする高野特定准教授

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takahashi

3コマ目の講演をする高橋教授

 


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