サイコム

  • ロバート・マッカーサー —対照的な二つの理論の生みの親—

    小林 卓也   1950 年代、大学院生だったロバート・マッカーサーは、一つの森に何種類もの鳥がいる場合、共通の餌を巡る競争により共存が困難になるのではないか、と考えました。…

  • 理学研究科生物化学研究室の紹介

    橋谷 文貴   私たちの体は細胞と呼ばれる小さな袋状構造の集合体です。皮膚は皮膚細胞が、神経は神経細胞が集まってできています。様々な種類の細胞によって私たちの体はできているのですが、…

  • 超弦理論

    浜 直史   物質が何からできているか、そしてその構成要素の間に働く力とは何かを問うのが素粒子論だ。実験が技術的に難しい分野なので、仮説を理論的に検討していることが多い。…

  • ケミカルバイオロジー

    平賀 椋太   理学部化学教室に所属していますが、私の研究室ではDNAを扱っています。DNAというと遺伝の担い手、生命の設計図として生き物の一部として扱われますが、…

  • 皆さんは、高エネルギー物理学という分野をご存知でしょうか。

    廣田 誠子   この世界はどうやってできているのでしょうか。物質は原子からできています。原子は原子核と電子から、そして、原子核は中性子や陽子から…と見て行くと、…

  • 鉄と生命の関わり

    山方 優子   皆さんは、「鉄」と聞いて何を思い浮かべますか?恐らく、ほとんどの人が銀色に輝く鉄鋼を想像するでしょう。しかし鉄は他にも、…

  • 有機金属化学

    齊藤 颯   金属といえば無機物の代表格で、有機物とは相性が悪いようなイメージがありますが、意外にも両者を組み合わせて1 つの分子にすることができます。…

  • 発生生物学

    竹村 毬乃   ヒトの場合、たった0.1mm の受精卵が最終的に約1.5m の身長にまで成長し、複雑な臓器を形成する。このことを不思議に思ったことはないだろうか。…

  • 神経を探る

    西村 理沙   私たちはなぜ考えるのか、心とは何か、脳は何をしているのか。誰しもが疑問に感じたことがあると思います。紀元前からこの疑問は存在し、神経学の起源となっています。…

  • 蝶にみる美しさの秘密

    小長谷 達郎   もっとも綺麗な昆虫は?と聞かれたら何と答えるでしょうか。トンボやカマキリ、カブトムシ。多様な昆虫たちがいるなかで、色鮮やかな蝶を挙げる人も多いことでしょう。近年、…

  • 生態学の紹介

    小林 卓也   生態学とは、生物の分布と数、つまり「どこにどれだけいるか」を決める要因を研究する分野です。生物を資源として利用する人類にとっては、狩猟採集の時代から、…

  • ニュートリノが質量をもつとは

    竹村 毬乃   今年のノーベル物理学賞が梶田隆章教授に授与されることに決まった。功績は「ニュートリノが質量を持つことを示す、ニュートリノ振動の発見」。  …