物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程 信川久実子さんが第8回京都大学たちばな賞・優秀女性研究者奨励賞を受賞

物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程 信川久実子さんが第8回京都大学たちばな賞・優秀女性研究者奨励賞を受賞

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2017/10/12更新

信川久実子さん
(物理学・宇宙物理学専攻 博士後期課程)

第8回京都大学たちばな賞に、優秀女性研究者奨励賞の受賞者として理学研究科から以下の1名が選ばれました。

表彰式は、3月3日(木曜日)に京都大学において行われました。

 

京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)は、本学における若手の女性研究者の優れた成果を讃える制度として、人文・社会科学または自然科学の各分野において、優れた研究成果を挙げた若手の女性研究者を顕彰し、当該若手女性研究者およびこれに続く若手女性研究者の研究意欲を高め、本学、さらには我が国の学術研究の将来を担う優れた女性研究者の育成等に資することを目的に創設されました。

 

部門
学生部門

 

受賞者
信川 久実子(物理学・宇宙物理学専攻 博士後期課程 3年)

 

研究テーマ
「銀河面X線放射の観測的研究:宇宙線の寄与の発見」

 

研究テーマの概要

可視光で見える「天の川」は、天の川銀河の円盤に沿った暗い星の集まりですが、実はX線でも輝いています。「銀河面X線放射」と呼ばれるこの放射の正体については、50年前にX線天文学が始まって以来ずっと議論が続いています。近年は、X線の天の川も暗い星の集まりだろうというのが通説となっています。
私は、日本のX線天文衛星「すざく」を用いて観測し、高エネルギー荷電粒子(宇宙線)が、星と星の間に存在する冷たいガスに衝突してX線が生じていることを突き止めました。この結果は、「銀河面X線放射」に真に広がった成分が存在することを示す初めての観測的証拠です。
日本は2016年2月、新しいX線天文衛星「ひとみ」を打ち上げました。「ひとみ」は「すざく」の4倍の広視野をもつX線CCDを搭載しています。私はその開発も行ってきました。
また史上最高の分光力を持つカロリメータも搭載しています。これらを用いて天の川銀河をより広く深く観測し、X線の天の川を生み出している宇宙線がどこから来たのか解明したいと考えています。

 

受賞コメント

このたびは京都大学より優秀女性研究者奨励賞をいただき、大変光栄です。指導していただいた先生方、先輩方に深く感謝いたします。今後も、より精力的に研究に励んでいきたいと思います。

  

詳細については、以下のページをご覧ください。