センター長挨拶

センター長挨拶

センター長挨拶

理学研究科附属サイエンス連携探索センター(SACRA)のホームページにようこそ。SACRAを代表して挨拶を申し上げます。SACRAは2019年4月1日に発足し、初 代のセンター長、平野丈夫教授のもと、立ち上げの活動を進め参りました。 その後を 引き継ぎ、2021年4月から私、田中耕一郎がセンター長となり、活動を進めてお ります。

 

SACRAの設立は、日本の高等教育が現在大きな岐 路に立っている中で、京都大学理学研究科がとった将 来に向けての一手です。この20年の間、日本は G 7の中で唯一経済成長が停滞している国となり、「貧 乏国」と分析されるような状況に陥っています。経済 の低迷や少子化が進むと同時に、大学に対する国の支 援も様変わりし、研究・教育を担う教員の立場や、学 生の考え方も大きく変わってきました。しかし、この ような状況であっても、京都大学理学研究科の重要な 使命は、研究をますます発展させ、高度なサイエンスの教育を受けた日本の将来を担 う優秀な学生を輩出することに変わりはありません。これを実現するためには、教員 が十分な時間の余裕を持って研究に励み、学生との交流の時間を十分に確保すること が必要であると考えます。SACRAの最も重要なミッションは、理学研究科内でそのよ うな状況を実現するためのお手伝いをすることだと考えています。理学研究科内の教 職員の活動の把握により、業務の整理・合理化・効率化を行い、教職員の負担軽減に つなげます。情報の集約・分析により、事業の重複や有効性が限定的な業務の見直し 等を行うと共に、大学として取り組まなければならない新規事業の効率的な運用を図 ります。これにより、これまで実施してこなかったより有効な事業や新たな展開に結 びつくことも期待しています。もう一つのSACRAのミッションの柱は、境界・融合 領域研究の促進です。境界・融合領域には、新たな科学的発展とブレイクスルーが生 まれる可能があります。しかし、現在の理学研究科の厳しい財政状況、定員配置状況 を考えると、分野間の境界・融合領域に各専攻レベルで研究領域を発展させることは 難しい状況であると言わざるをえません。そこで、SACRAにおいてMACS教育プロ グラムや外部研究機関との共同研究を進めることで、境界・融合領域の研究・教育活 動を支援し、発展させております。

 

以上の目的達成のために、SACRAに学際融合、広報・社会連携、国際戦略の3部門 と、情報収集と整理を行いつつ各部門の事業の調整を担う企画戦略室を設置しました。 大学院生の支援に関わるフェローシップ事業なども、SACRAで扱うことになりました。 これから、ますますSACRAが必要な局面が多くなると思います。 是非、SACRAの趣 旨をご理解の上、ご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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