サイコム

  • 光照射で電子回路の設計に成功 ―光異性化分子の薄膜に多様なトランジスタの描画―

    瀧口 あさひ   京都大学工学研究科の松田建児教授らは、光異性化分子の薄膜にトランジスタなど多様なデバイスを描くことができると2016年11月15日付米国学術誌Nano…

  • フラーレンの新しい合成法

    瀧口 あさひ   サッカーボール型分子、フラーレンは超伝導性を示したり、太陽電池の材料に活用されたりと、とユニークな物性を示します。フラーレンは1985年に発見され、…

  • IoT時代の無線機の基礎開発に成功 ― 京都発、新国際規格Wi-SUN FANに対応

    藤田 遼   京都大学情報学研究科の原田博司教授の研究チームは、ローム株式会社(京都市)の研究グループと共同で、日新システムズ株式会社(京都市)の協力の下、国際無線通信規格Wi-…

  • 佐藤幹夫の代数解析学

    藤田 遼   独創的なアイデアによって現代数学に貢献した日本人として、代数解析学の創始者、佐藤幹夫を挙げる数学者は多いでしょう。  数学で「~を求めよ」という問題を解くとき、…

  • 未開拓の周波数領域:テラヘルツ波の活用

    草場 哲   飛行場の荷物チェック、船舶や飛行機に用いられるレーダー、医療用MRI、果物の甘さを図る糖度計……

  • 最先端光源が切り開く物理学

    草場 哲   「光」と聞いて何を思い浮かべますか。太陽の光、蛍光灯の光、レーザーポインタの光…一口に光と言っても、実に様々な光源があることが分かります。…

  • 香料の人工合成

    齊藤 颯   大学や研究所での化学の発展は、私たちの身の回りとは縁遠いものに見えます。しかし実際には、天然からは少ししか得られないものを大量に供給したり、…

  • 色素細胞

    竹村 毬乃   始業式の日、久し振りに会う友達の中に真っ黒に日焼けした人はいなかったでしょうか。日焼けやシミ、そばかすは皮膚の奥にある『色素細胞』が黒い色素を出すことで起こります。…

  • DNA を身近にした技術

    西村 理沙   DNA を使った検査はとても身近なものとして広く普及しています。犯罪捜査に使われるDNA 鑑定、インフルエンザや性感染症の検査、遺伝病の診断、食品の安全性検査、…

  • 遺伝子工学の正負の側面

    橋谷 文貴   1970 年代以降、生命の設計図であるDNA を操作できる技術が次々と発明され、遺伝子工学という分野が生まれました。遺伝子工学では特定のDNA を切断、…

  • ブラックホールの将来について

    浜 直史   広い宇宙にブラックホールというものがある。いったん中に入ると光ですら出てこられないものだ。巨大なものでは太陽の重さの数百万倍や数百億倍あると言われている。…

  • 抗エイズ薬のしくみ

    平賀 椋太   生物の仕組みについての勉強が、世の中の役に立つという例として、エイズの薬、逆転写酵素阻害剤ジドブジンを紹介したいと思います。  …