草場 哲 チタンの層状化合物が低温でカドミウム等の特定の重金属のみを吸収することを、京都大学影山洋教授(専門:固体化学)らの研究チームが発見した。研究成果は12月14日午後7時、…
サイコム
- チタン層状化合物が元素回収や固体燃料電池の新たな世界を開く
- 新たな物質で初めて超伝導性の発見 ―未開拓物質群のこれからの研究発展に期待―
瀧口 あさひ 京都大学大学院理学研究科 前野悦照教授らのグループは、マイナスの金属イオンという非常に珍しい物質を含む酸化物で超伝導を発見した。英国Nature…
- 京大、引きこもり状態が不安を招く神経メカニズムを発見 ―引きこもり治療への新たな一歩に―
草場 哲 社会から隔絶された状態が不安を引き起こすメカニズムについて、神経細胞レベルで変化が起こっていることを京都大学成宮周教授らの研究チームが発見した。…
- 科学の物語をこしらえる
科学の物語をこしらえる サイエンスライター 五十嵐 杏南 (2016年度 サイコム講師) インペリアルカレッジで科学コミュニケーションを学んでいるとき、…
- 新たな相・相転移の考え方に対して贈られた2016年ノーベル物理学賞
草場 哲 同じ物質でも温度などを変えると様々な状態を示す。例えば、水は冷やすと氷になり、熱すると水蒸気になる。気体や液体といった、密度などを用いて区別できる状態のことを「相」…
- タンパク質が体内で働くには?
瀧口 あさひ DNAからタンパク質になるまでに、RNAに塩基配列が転写され、3つの塩基からアミノ酸に翻訳され、それらがつながってタンパク質になる、…
- 次世代の産業革命を起こす「分子マシン」
瀧口 あさひ 外部からの刺激に応答して制御された動きをするのが機械だが、それを分子サイズに縮めたのが分子マシンだ。2016年のノーベル化学賞は、…
- 対称性から広がる数理
藤田 遼 雪の結晶、サクラの花弁の配置、ダイアモンド分子の構造など自然界にはいたるところに対称性が現れます。さらには物理法則といった目には見えないものにも対称性は潜んでいます…
- 物質の性質を『トポロジー』で解明する」
藤田 遼 物質は状況によってさまざまに異なる状態や性質を示す。水が温度によって水蒸気や氷に変化するのは、その身近な例だ。しかし、絶対零度近くまで冷やす、…
- 新たな物理学の舞台“原子層”の開拓者:Andre Geim
草場 哲 わずか原子1層の薄さのグラフェンは、炭素原子が六角形の蜂の巣構造を作るようにして平面に並んでいる物質です。極めて熱や電気を伝えやすい性質から工学応用も期待されています。…
- 光照射で電子回路の設計に成功 ―光異性化分子の薄膜に多様なトランジスタの描画―
瀧口 あさひ 京都大学工学研究科の松田建児教授らは、光異性化分子の薄膜にトランジスタなど多様なデバイスを描くことができると2016年11月15日付米国学術誌Nano…
- フラーレンの新しい合成法
瀧口 あさひ サッカーボール型分子、フラーレンは超伝導性を示したり、太陽電池の材料に活用されたりと、とユニークな物性を示します。フラーレンは1985年に発見され、…