北川 宏

氏名
漢字 | フリガナ |
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北川 宏 | キタガワ ヒロシ |
所属部署・職名
部局 | 所属 | 講座等 | 職名 |
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理学研究科 | 化学専攻 化学教室 | 固体物性化学分科 | 教授 |
研究分野
機能物性化学、固体物性化学、錯体化学、分子科学、無機化学
Physical and chemical properties of solids
メールアドレス
kitagawa (at) kuchem.kyoto-u.ac.jp
ホームページ等のURL
http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/ossc/j_index.html
自由記述欄
オフィス
理学研究科6号館北棟5階558号室
プロフィール
固体物質における電子やプロトンが発現する協同的な量子物性に興味を持っています。超伝導や強磁性金属などはその例です。最近は、水素吸蔵、超プロトン伝導、水の光分解の研究も行っています。研究対象は無機系から有機系物質まで幅広く、遷移金属錯体、有機電荷移動錯体、金属ナノ粒子、配位高分子、混合原子価化合物などがあります。
研究テーマ
- 低次元電子系の研究
- 固体プロトニクスの創成
- 機能性ナノ材料の開発
- 電気伝導性金属錯体の開発
- 元素間融合による革新的触媒の開発
研究概要
金属錯体は、多様な触媒機能を有し、活性化エネルギーを下げることによって、反応に必要とするエネルギーを低減化している。また生体系では、多種の機能性錯体分子(イオン)により効率よくエネルギー代謝が行われている。
他方、水素は、クリーンなエネルギー源として「環境の21世紀」を担うものと期待されている。材料科学分野では、水素が固体中に侵入し、結晶構造や組織を変化させ、特性を向上させるなど、水素が有能なプロセス機能を持つことが報告され、水素を積極的に利用しようとする科学・技術が注目されている。
我々は、金属イオンを有機配位子で架橋した金属錯体(配位高分子)を利用して、水素分離、水素吸着・乖離、水素酸化、プロトン伝導などが関わる、電子と水素の融合科学「固体プロトニクス」の創成を目指している。
さらに、新規機能性や物性の発現を目指し、無機化合群を中心として、低次元強相関電子系、強い負U相互作用を有する混合原子価物質、配位高分子、金属ナノ粒子、水素吸蔵物質、超プロトン伝導体、有機伝導体などの研究を行っている。